゜・:*月鏡華*:・゜
こぼれる想いは、風に乗せた。いつかあなたに届きますように・・・―
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あなたの隣で笑うために、私は今、ここにいるんだね。




◇目次

✿ First
・・・初めていらした方は、こちらへどうぞ

✿ Poem
・・・沙紅羅が紡ぐ言葉たち

✿ One scene
・・・小話のページ。

✿ Baton
・・・バトン置いてあります。

✿ Diary
・・・沙紅羅の呟き。


少しでも、あなたの心に響きますように。


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scene27
「ずっと好きだった」

風の音が、やけに大きく聞こえた。
真っ赤な空。伸びた影に視線を落として。
そっと胸をおさえた。

速まる鼓動。その意味を知ったのは、ついさっき。
この気持ちを知る前なら、良かったのに。

「私も、」

崩れ落ちそうになる体は、自分で抱き締めた。

あの子が好きだって、知ってたよ。
だからこの想いに蓋をした。
なのに、どうして。
こんな現実を突きつける。


「私も、好きだった」

ドラマのように目の前を流れていくシーン。止まってと願っても、止まってはくれない。
これが夢なら早く覚めて。
ドラマなのだとしたら、私をヒロインにしてほしい。

・・・なんて。願っても、叶わないことはわかっているから。

この恋が終わったのは、親友の恋が実った日。
今だけは、ここで泣かせて。私の恋と、サヨナラするために。

--END--
名前なんて、なんでもいいよ。
一番近くにいさせてくれるなら。

この関係をこわさないで。
このままでいいから。
もっと、なんて、望まないから。
冷たい。
夜。
闇。

記憶の扉は、ほんの少しのきっかけで
容易く開いてしまう。

そっと目を閉じて、胸を手を当てる。
凍えた指先では、あなたに触れられないから。
scene 26
パソコンのキーを打つ音が響く。
定時を過ぎた静かな室内で、まだ数人が画面と向き合っていた。

「お疲れ様。」
不意に声をかけられて。
顔を上げれば、優しく笑う先輩と目が合った。
コロン、と右手のそばにいちご味の飴玉。

「ありがとうございます」

袋を開けて口に入れる。

「何ですか?」

視線感じて再び見上げれば、
そっと微笑む瞳とぶつかった。

「遅くまで頑張るね」
えらいなぁ、と呟く。

言えない。あなたに早く、追いつきたいからです。なんて。

「やらないとできないだけですよ。要領悪くって」

「そんなことないよ。いつも一生懸命だなって思ってた」

じゃ、俺も頑張るかな。

その言葉だけ残して、先輩も自分のデスクに戻る。

舌先で転がるいちごの味。
カリッ、と奥歯で飴を砕いた。
じんわりと、その甘さが広がって。

-END-
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プロフィール

日高 沙紅羅

Author:日高 沙紅羅
Birthday:2.24
Constellation:うお座
Blood type:AB型

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