゜・:*月鏡華*:・゜
こぼれる想いは、風に乗せた。いつかあなたに届きますように・・・―
scene 10
「私ね、必要なら、嘘ってついてもいいと思うの」
変だよね。

彼女は微笑んだ。
黒髪が風に靡いて柔らかく揺れる。
漆黒の瞳を少し伏せて。
フフッ、と彼女は可愛らしく笑った。

「必要なときって・・・例えば?」
「そうね・・・誰かを、守りたいときかな」
自分のついた嘘で誰かが傷つかずにすむのなら、罪悪感なんて微々たるものでしょ?

彼女が、あまりにも悲しそうに言うから。

「それで?君は救われるの?」
「え?」
「他人を守るために自分を傷つけて。それでも人に心配させたくないからその傷を隠してる」
俺は彼女を見据えて。
ゆっくり、口を開いた。
「君の心は、誰が救ってくれるの?」
自分の身も守れずに誰かを救うなんて、無茶な話だ。

「それで本当に、誰かを守れるの?」
誰かを守るために必要なのは、武力や虚像なんかじゃない。
「強くなりなよ」
本当に他人を守りたいのなら・・・
「真実を貫き通す、強さを持ちなよ」

嘘や偽りの世界の幸せなんて。
それすらもただの虚像でしかないのだから。

「嘘で誰を守ってるの?傷つく人が一人もいないと思ってるの?」

誰も傷つかない嘘なんて、この世にはないんだから。

「いい加減、気づきなよね」

その嘘で傷ついてるのは、君自身だってことに・・・―

                    --END--
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謝謝!
「ありがとう」

何回言っても 足りないよ

「ありがとう」

何回言っても 良いんだよ

「ありがとう」

何かしてもらったときは

ごめんね、って言わないで

『ありがとう』のが 気持ち良いでしょ♪

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tear drop
私はまだ子供で

埋められない年の差に涙零して

あなたとの別れに

ただ・・・拳を握り締めた



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日高 沙紅羅

Author:日高 沙紅羅
Birthday:2.24
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